ながされて無職

無職になった50代女性一人暮らし。ずっと働かないわけじゃない。

賃貸物件の「24時間サポートサービス」を利用しました

賃貸物件にお住まいの皆さん!

「24時間サポートサービス(名称はいろいろだけれど)」加入していますか?そして実際に使ったことありますか?

私は賃貸生活20数年めにして、初めて使いましたよ!

(契約の記憶があるのは、最近の8年くらいですが。)

 

契約時、ごねる私

1.加入したくなかった

そもそも、この物件への引っ越しの目的は「無職になる、お金ヤバいよ!」「とりあえず安いトコ住も・・・」というもの。

会社員生活で刀折れ矢尽きた私は、72000円物件から39000円物件へと住まいを替えたのです。

もちろん初期費用も抑えたい。

敷金・礼金、保証料。前家賃に火災保険。はたまた仲介手数料まで、払うものは山のごとし。

 

「あのー、この24時間サポートサービスっての、この手のこれまで使ったことないのですけどー。外してもらえないのでしょうかー。」

不動産屋さんは、困り顔。

「えっと、これは、みなさんに入ってもらっているものでして、ごにょごにょ・・・。もし不要でしたら、次回の更新時に聞いてみるのもよいかと、ごにょごにょ・・・。」

2.加入は必要だったのか?

後にネットで調べたところ、「契約書」にその旨が書かれていなければ強制ではないという情報をよく見かけるのです。(この物件の契約書には24時間サポートサービスの記述はありませんでした。法的には入らなくてよかったのかもなー。)

しかし、そのときは、不動産屋さんに大家さんへの家賃交渉などをお願いしたばかりでもあり、「ま、毎度のことだ。しょうがないかな。」と加入のままにしました。

 

ずっと「どうせまた使わないけどねー」と思っていたのですが、なんと!その機会が訪れたのです!

本日は「初めて24時間サポートサービスを使ってみた!(ユーチューブ風)」お話です。半年くらい前のことです。

 

電球の交換をお願い

1.長期不在後の帰宅時にそれは起こった

県外に用事があり、何泊かした後に帰宅したときのことでした。

新幹線と在来線を乗り継ぎ、最寄り駅についたときにはすでにぐったり。

「ごはん、作る気ナシ・・・(いつもそんなにナシ)」

重いボストンバッグを抱えながら(キャリーバッグよりボストンバッグ派。昭和だから)なんとか駅で弁当を買い、よろよろと部屋にたどり着きました。

 

ああ、久しぶりの我が家。安息の地・・・。

(無職は基本常に安息状態のため、用事があると疲れるのだ。)

ほっとして電気のスイッチを押したその時・・・。

「あれ?」

カチカチ。

「あれ?あれ?」

カチカチ、カチカチ、カチカチカチカチ!

「電気、付かない・・・」

 

えーっと、玄関の電気が点いてるってことは停電ではないよね。でも、部屋の電気はこれまで切れる気配はなかったけど、チカチカもしてなかったし・・・。

考えても点かないものは点かない。

あーもー、疲れているときに限ってコレだよ・・・。

2.部屋の電灯の位置

さて、どうしたもんか。

実はこの部屋の電灯、ものすごく高い位置についているのです。

シーリングライトっていうのかな、あの天井張り付き型の平べったいヤツ。39000円部屋にしてはちょっとおしゃれなの。えへへ。

 

しょうがねえな。

ちゃぶ台をずるずる引っ張り電灯の下へ。その上に乗って手を伸ばす。ん?ようやく指が届くくらいだよ。思ったより高い。

「そういえば、踏み台引っ越しの時捨てたんだよなー。この部屋、置き場所ないから。」

指先で、押したり回したり揺さぶったり。

アレ?アレ?ハズレナイヨ?そもそも手がとどかん。こりゃいかん。

 

ちゃぶ台からゆっくり降りて(急ぐと足首グネるから、そんな年だから)、しばしぼんやり。途方に暮れる。

そのときに、うっすら記憶の彼方からなつかしい(のか)不動産屋さんの声が。

24時間サポートサービス加入にごねる私をなだめるように、不動産屋さんは確かこう言ったのだ。

「でも、電球とかも替えてくれたりするらしいですよ、へへ。」

3.電球の型や種類がわからない

あわてて、ネットで、自分が契約した「24時間サポートサービス」を調べてみると、確かに「管球交換」の文字。よっしゃ!

でも、電球、どんなの買ってくればいいの?外せないからわかんない!

さらにまずいぞ。この部屋には、入居時に普通は置いてある、部屋の家電製品の説明書一式が無かったのだ。電球の型も種類もわからないではないか。それでは買いに行けないではないか。

あわてて、管理会社に電話。すでに夕方7時半。つながった!しかし管理会社では把握しておらず。「直接24時間サービスへ電話して聞いてみては?」とのこと。

4.コールセンターに電話

24時間サポートサービスのコールセンターに電話しました。

すると、なんと「部屋に来て電球を確認 → お店へ買いに行く → 電球交換」の一連をやってくれるとのこと。え?買ってきてまでくれるの?

しかしすでにお店も閉まる時間でもあり、明日の朝来てくれることとなりました。

 

ああ、もうすっかり安心です。

その夜はワンルーム部屋のキッチンの小さい電灯だけをたよりに、買ってきた弁当を食べました。おいしかったよ。

 

電球購入代行から付け替えまで

次の日の朝、時間ピッタリに業者さん登場。

天井の高さに合わせ、高めの踏み台をご持参。

てきぱきとシーリングライトのカバーを外して、電球の型の部分をスマホで撮り、電球を買いにおでかけ。

 

私の住んでいる地域は、駅の周りにスーパーや商店街はあるのですが、ホームセンターや家電量販店はちょっと離れていて、車が無いと行きづらいのです。その点も大助かりでした。

業者さんは30分程度で買い物から戻って、電球を付け替えてくれました。

ああ、助かりました。何から何までありがとうございました。

 

支払い

買ってきてくれた電球代のレシートをもらって、その金額を業者さんに直接お渡しの形でした。

サービスの費用は、掛かりませんでした(入居の契約時に支払ってあるので)。

 

サービスを使ってみて

1.一人暮らしや高齢者にはよいサービスかも

ものすごーく助かりました。

モノが無い、人手が無い、技術が無い、知り合いもいない。

全てをカバー。

一人暮らしで頼れる人がいない人(私)には良いサービス。

高齢になって(私)力仕事がつらくなってきたときにも頼れそうです。

2.安心感はある

毎日の「ああなったらどうしよう」と心配になることを避けられそうかな。

日々の安心につながりそうです。

 

どんなサポートがあるの?

1.私の契約している24時間サポートサービスの例

  • カギ
  • 水回り
  • 電気設備
  • ガラス
  • ガス
  • 管球交換
  • パソコン
  • 家族の悩み相談 …育児や介護、家族関係など、カウンセラーが無料で相談に乗ってくれる(年5回まで。内容によっては相談時間の指定ありと。そりゃそうだ、みんな際限なく相談しちゃうよ。)
  • 健康相談
  • 留守中のサポート
  • 有料オプション …洗濯機・冷蔵庫の設置、移動、ハウスクリーニングサービス

2.前のマンションで使えば良かった(かもしれない)こと

前のマンションでもこのようなサービスに加入していました(強制)。

そして、本当は使えばよかったかもというサービスがあるのです。

同じサービス会社ではないので、同様のサービスがあったかは分からないのですが。

 

それは「窓ガラスの破損」についてです。

引っ越しを終えた私は、部屋の窓ガラスにひびが入っているのを発見。すぐに管理会社に電話しました。結構広範囲なひびでした。

業者さんを手配してくれることになりましたが、年末でもあり業者さんが来るのは年明けになるとのこと。

ひびが入ったガラスはそのままにしてよいの?本当は見てほしかったのですが。

そのままの2週間を、ちょっと心配しながら過ごしました。

「強風が吹いたり、鳥がぶつかったりして(そんなことないけど)、いきなりバリン!と割れたりしたらどうしよう。冬だし正月だし、寒くて悲しい。」と。

 

今回のサポートサービスを調べると、ガラスのひびには、「応急処置から一時対応まで」を無料でやってくれるとのこと。

もしこのサービスを使っていたら、たとえガラスの入れ替えは後になったとしても、一度見てもらえたということで安心できたと思うのです。

あのとき、もっとサービスの内容について知っておけばよかったなあと思います。

 

このサービスのお値段をどう考える?

現在加入している24時間サポートサービスは、2年間で16500円です。

一か月にすると、約690円。

さて、これをどう考えるか。

 

実際に使った金額としては、高いと言わざるを得ないのです。

私が使ったのは、20数年に1回。そのために20数年毎月690円払ったとすると、正直ものすごく無駄。

けれど、今後「保険」、つまり「万が一、何かがあった時の安心のための出費」と考えるとまた少し違ってきます。

 

私がもう少し若いときだったら、「ああ、ムダムダ!そんなの滅多に起こるもんじゃないし、起こったら何とかするよ!」と即却下だったでしょう。

それが、今はどうしたことでしょう。

「具合悪いときカウンセラーが相談に乗ってくれるのか、近くの病院とかも教えてくれるんだね。」

「エアコンの効きが急に悪くなると心配だよなあ、最近の暑さは怖い!干物になっちゃう!すぐ何とかしてほしいよね。」

などと、一つ一つのサービスの必要性に首が取れそうなほど深くうなずきまくっているのです。

 

 

2年ごとの更新までもうしばらく時間があります。

おとなしく更新するか、またごねるか、十分悩みたいと思います。

(困ったことに、サービス内容を読めば読むほど、自分に必要だと思えてくるのですよ。年取ったなあ。)