ながされて無職

無職になった50代女性一人暮らし。ずっと働かないわけじゃない。

NHKの解約、案外スムーズにできました

テレビのない生活となり、はや1年余り。すっかり慣れました。

一年前に引っ越しと同時にテレビを処分し、NHKを解約しました。

NHK解約を思い立った当時、なにやらネット上では、解約にものすごく苦労したという話も多かった。「電話がつながらない」「理由をつけて契約届を送ってくれない」などと・・・。

 

私の場合は、NHK解約は比較的スムーズにできました。

本日は、テレビを処分しNHKを解約したときのことを書きます。

2019年11月のことです。

 

テレビの処分、「家電リサイクル券」など、必ず手に入れよう

まずは、テレビの処分から。

後で、NHK解約届を送る時に「テレビを処分したことを証明するもの」が必要になります。以下のものをどれか一つ手に入れましょう。

  • 「家電リサイクル券」 …自治体指定の回収業者、購入した店舗などから
  • 「領収書」「レシート」 …リサイクルショップなどへの売却で

回収業者を探していると、中には、「家電リサイクル券」「領収書」などは出せないというところもありました(なんでや?)。確認をした方が良いです。

 

私は、自治体の指定する回収業者に頼むことにしました。車を持っていないので自分で持ち込みができず、取りに来てもらうことにしました。

回収業者からは、「マンションの前に置いておいてください、〇日に来ますが、何時に取りに来るかはわかりません、時間指定はできません」というお返事が。

それ、困るー。確実に「家電リサイクル券」を手に入れなくちゃ、NHKに証明できないよー。

 

以前、家具を処分するため自治体の粗大ごみの日にマンション前に家具を出しておいたところ、おそらく誰かがそれを持って行ってしまった、ということがあったのです。「粗大ごみ収集シール」も貼ってあったのに。(おまけに見た目は良いが引き出しを出そうとするとガクンと中のレールが外れるというシロモノだったのだ。)

 

もし、まただれかが「いいテレビがあるぜ、うしし、持ってっちゃおうっと」なんてことになったら・・・。

回収業者からはテレビが無いので「家電リサイクル券」をもらえるわけもなく、NHKに事情を説明しても信用してもらえるはずもなく、私はテレビも無いのに受信料を払い続けるはめになるよ。やめて。

 

しかし、回収当日、朝8時から夕方6時まで(業者の取りに来る時間帯)マンション前に立っているわけにもいきません。

そこで私はテレビを新聞紙で見えないように包み、ビニールの袋に入れ、隙間に新聞紙をつめ、あやしげなゴミ袋に仕上げました。袋にはでかでかと回収業者の名前を記入。

マンションの管理人さんと掃除の人には、事情を説明し(あやしい袋だよね)マンション前に置いておきました。

その日の夕方、無事郵便受けに「家電リサイクル券」を発見。胸をなでおろしたのでした。

NHKとのやりとり

1.電話をする …「お客様番号」が分かっていると早い、なくてもよい

2.解約届が届く、記入

3.郵送

これだけ。簡単。

1.電話をする

2019年11月当時、NHKのホームページは分かりにくかったように思います。

ぱっと見、どのような流れで解約できるか書かれている場所が見つかりにくい。「ネットでできるの?電話なの?書類はなに?」

よって、ネットの諸先輩方の体験談から方法を知りました。

(2021年2月現在は「NHK 解約」で検索するとすぐにNHKのページが検索結果に出てきます。変わった!)

1)NHKに電話、3つの入り口
  • NHKふれあいセンター」ナビダイヤル0570-077-077 …今、検索するとすぐ出るのがこの番号。当時はこの番号になかなかつながらないといううわさあり。
  • NHKふれあいセンター」0120-151515 …契約時の電話番号らしい。なぜ契約の時だけフリーダイヤルなのか。私は違いを知らずにこちらにかけました。(今でもナビダイヤルがつながらなければこちらでもよいかも。)
  • 「最寄りの放送局」に電話 …ここはすっきり話が通るという情報あり。

上記、3つが解約電話の入り口と思われます。

私は2番目のフリーダイヤルに電話しました(電話代をけちる)。

2)NHKの電話で聞かれること

電話には感じの良い女性の声。行われたのは以下。

 ①「お客様番号」を元に、本人確認・住所確認等 

   …お客様番号は契約時にカードをもらった気がします。私はメモしてあった。

 ②解約の理由を聞かれる

   …「引っ越しを期にテレビを処分しました」と返答。

 ③テレビ放送が受信できるものの所持を確認される

   …「ワンセグ付きの携帯電話」「デジタルチューナー付きパソコン」「カーナビ」の所持の有無を聞かれました。「もっていません!(キリッと返答)」

 ④「では、『放送受信契約解約届』を送ります。1週間くらいで届きます」とのこと。

 

以上であっさり終了。あれ?もっと引き留めがあるかと思っていましたよ。

2.解約届が届く、記入

ちょうど一週間で届いた「放送受信契約解約届」。返信用封筒も同封されていました。

記入は簡単。氏名・住所、解約の事由、再度氏名とはんこ。

解約事由として、私は「受信機を撤去した。」に☑チェック。〔受信機の廃棄方法(記述式)〕に「家電リサイクル法に基づき、指定回収業者に依頼し処分」と記入しました。

 

返信用封筒に以下2つを封入。

  • 記入した「放送受信契約解約届」
  • 「家電リサイクル券」のコピー

3.郵送

ポストへ投函しておしまいです。

解約の確認は、特にNHKから何かが届くわけではありませんでした。

「銀行口座からの引き落としが無かったこと」で解約できたのだなーと確認できました。

 

なぜ、あっさり解約できたのか

1.総務省が苦情に対応

総務省のこんな記事(pdf)を見つけました。

「NHKの受信契約の解約等の仕方が分かりやすくなりました。-行政苦情救済推進会議の審議を踏まえた改善-」←イラスト入りのかわいい資料だよ

NHKの解約手続きの苦情が続出、会議で審議。それを踏まえてNHKは、解約手続きについてホームページやQ&Aを分かりやすくした、とのこと。(2019年11月)

 

なるほど、私が解約したころだねえ。

今回、思ったよりあっさり解約できたのには、こうした流れもあったのかもしれません。

2.NHKの職員さんが気持ちよく働けるといいな

「急に家にやってきて強引に受信契約を迫る」「〇〇さん!〇〇さん!を連呼して近所の目が恥ずかしい」「テレビを処分したことを信じてもらえず部屋に上がり込んできた」などの、強烈なうわさを聞くNHK

いやあ、なんともつらい仕事ですよ。訪問する人も電話のオペレーターさんも、本当は好きでやっていたのではないと思うんだなー。

人に嫌がられるのって仕事であっても、ダメージが大きいよ。ノルマがあったり、解約させるなのプレッシャーが大きい職場だったのかなあ、と想像します。

そうして働くうちに、「契約のノルマを達成しまくるデキル俺!」「解約は決してさせない有能な私!」に恍惚とする人が多くなり、職場の雰囲気になっていったりしたのかしら。それが正しいのだ!と。

 

今回総務省で審議されたように、職員さんが強引な契約を迫ったり、解約引き留めに粘ったりしなくてよくなることは、そこで働く人にとってもものすごく良いことだと思います。

仕事いやいや病の私、同じサービス業に従事していたものとして、しみじみとそこで働く人が働きやすい場所であってほしいなあ、と思います。

 

 

 

働く人に、働きやすい職場を!

ワタシに、働く意欲を!(これがなんとも・・・、ああ・・・)