ながされて無職

無職になった50代女性一人暮らし。ずっと働かないわけじゃない。

「もっと日差しを!」シミ対策より優先

「もっと光を!」

ゲーテの最後の言葉-

ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ」ドイツの詩人、劇作家、小説家、自然科学者

出典:『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』2021年3月9日 (金) 17:00

 

ここ最近雨が多かったのですが、今日は雲間から日が差しています。

厚い雲が割れ、一筋の光が差し込む瞬間。

天へと昇る道を、垣間見せてくれるかのような僥倖の時。

「近いうちに、私・・・神様のもとへ、旅立つのね・・・。」

子どもの頃から、この世のものとは思えない自然の光景を偶然目にしたとき、私はいつもそう思うのでした。

 

そんなこんなで50数年。

私は相も変わらず下界にて、「仕事したくない」だの「宝くじ当たれ」だの、卑俗な願いにとらわれつつ元気に生きています。

 

久々の外出(歯医者)に、全身で春の太陽の光を受け止めながら、私はこう言うのでした。

「もっと紫外線を!(ゲーテ風)」

(最近本の読み放題サービスに加入したので、口ぶりは有名作家風。かぶれやすいの。)

 

 引っ越しで実感、日照時間の違い

 1.日照時間が長い地域へ来て

私が生まれたのは、日照時間が短い地域。引っ越して日照時間が長い地域へ来て、あらためて陽の光の力を知りました。

晴れていると次のようなコンディションに。

  • 気持ちが前向きに
  • 起床時から体がものすごくよく動く
  • (雨や雪が降らないので)荷物が少なく服も汚れない
  • 髪のちりちりが比較的収まりやすい

良いことづくめではないですか!

特に、「気持ちが前向きに」なる力は、日々の生活で大きいなあと実感しました。

2.日照時間の違いはどのくらい?

以下データは「気象庁|過去の気象データ検索」で調べたものです。

(これ、気温やら風やら降水量やらランキングやら、いろいろ調べられておもしろいよ。)

 

比較的差が大きい、2018年で比べます。

 <今住んでいる地域>2194時間/年

 <生まれた地域>  1775時間/年  

その差はなんと419時間。生まれた地域は1/5くらい日差しが少ないことになります。

1/5くらいテンション低めでも許してほしいよねー。

生まれた地域では、なんと1197時間なんていう年もありました(1993年。当時私も住んでいました)。テンション半分になっちゃう。

 

陽に当たりたくてしょうがない!

1.子どものころ・・・昭和という時代

そんな土地で育った私はどうなったでしょう?

そう!「陽に当たりたくてしょうがないヒト」になってしまったのです。

時代は昭和。今ほど「紫外線の害」など、周知されていなかったころです。

 

小学生のころなんて、夏休み明けに「誰が一番黒くなったでしょう」を競い、表彰されたりする時代だったのです。オドロキだよ!

そういえば、化粧品のポスターが「小麦色に焼けたおねーさん」の時代、ありましたよね。

周囲が皆、我も我もと、日差しが少ないからこそ貴重な陽が出るそのチャンスの時に少しでも多く吸収しようと、全身のヒフをさらしていたのでした。

2.若かりしころ・・・日に当たるヨロコビ優先

私にも若いころがあったのYo!

そのころになって、ようやく「陽に当たるとシミができるよ」てなことが巷で言われ始めました。「ビタミンC摂れよ」とか。

世の美の基準も「小麦色から美白へ」と勝手に急転換。

 

しかしですね、植え付けられた日差しへの欲求は、そうたやすく消えないYo!

日焼け止め無用(めんどくさい)、日傘・アームカバー等不要。

ノースリーブ着用、Tシャツ肩までまくり上げで、過ごしていました。

若いので、シミなどできるはずもない(すぐには)。

短い夏を、少しでも濃く楽しもうとする思いと紫外線は当時セットなのでした。

 

ああ、その蓄積がどうなるかを当時は想像もしませんでしたよ。ほほほ。

 

現在もやっぱり陽に当たりたい!

1.レーザーでシミ取り

先週一週間、お天気が良かった。

なんと、さっそく街で「日傘・サングラス・手袋」の人を見かけました。

体の状態などで紫外線を避けることが必要不可欠な人もいるので、そうかもしれません。

しかし、日傘の人は2人見かけて「3月から気を付ける人はいるのだなあ」としみじみ。

 

実は私、5年くらい前に、レーザーで顔のシミ取りをしました。

その時も無職(笑)。今のうちにやっちゃおう!とね。ここら辺はまたいつか書きます。

やっぱり出てきたのですよ、大小いろいろ。

がんのリスクなども伝えられている昨今、紫外線は避けるに越したことはないのですね。

 2.現在の私の日差しとの付き合い方は?

それでもなお、「(できることなら、こっそりとでも)陽に当たりたい!」と日差しを渇望しています(大っぴらには言いにくい雰囲気)。

それは主に精神面。

陽に当たると実感するのです。

「ああ、生きてる!」とね。

特に夏の強い日差しにはテンション最上級。だらだら汗を流しながら、生の充実感を感じる私。

「ああ、生きてる!」

 

ここ数年、夏の日差しは生死にかかわるくらいになり、凶器に。

それで、ようやく私も2年前に日傘デビュー。

「なんだコレ、めっちゃいいじゃん!」

外を歩くのが格段に楽になりました。

 

もう3月、徐々に日差しも強くなります。

今はまだ日も柔らかく、こっそり日なたを選んで歩いています。

うれしい季節ですが、ほどほどに気を付けたいと思います。