ながされて無職

無職になった50代女性一人暮らし。ずっと働かないわけじゃない。

歯の治療、なぜ無職になってから?

こんちわーっす。

本日は、なぜ私が歯のセラミック治療を無職になってから行ったのか、なぜ会社員時代にやらなかったのか、を考えます。

 

歯の治療は会社員時代に済ませよう

退職、転職(無職期間ありの)等をお考えのみなさん。

特に高額になりそうな治療をお考えのみなさん。

少々面倒であろうとも、会社員のときに済ませることを強くお勧めする次第です。

 

私は無職になってから76万の出費をして治療をしたわけですが、これ、ほんと残念なやり方です。おすすめしません。

 

会社員時代にやっておけばよかった!と思う理由を書きます。

 

会社員時代、治療のメリット

1.医療費控除が受けられます

計算しましたよ、私。

76万、会社員ならいかほど医療費控除が受けられたかをね!

は~、すっごいですネ~(所さん!)。どぶに捨てましたね、あなた。

 

セラミック治療は自費診療ながら医療費控除が受けられます。

高額になりがちなセラミック治療。他の治療と合わせれば10万越えはすぐです。

 

2.出費にたいする精神的な余裕

毎月確実にお金が入る安心感。会社員のすばらしさ。

今月大幅な出費があったとしても翌月・翌々月・・・とお金は入ってくる。

 

無職無収入の私は減らすのみ。

日頃ちまちまとした節約をしていますが、それを一瞬で吹き飛ばす多額の出費・・・。

これは金銭感覚狂いますわ。もうヤケクソ。

 

資産減少に対し、リカバリーという希望が抱ける給料システムの有能さよ。

会社員のみなさん、今こそ歯医者に行こうではないか!

 

なぜ私は会社員時代に歯科治療をしなかったのか

ではなぜ私は会社員時代に治療をしなかったのか、できなかったのか。

1.あまりにおおごとに思えて考えもしなかった

今、全て白い歯にして驚いております。

案外あっさりできたことに。

 

私と虫歯との付き合いは幼児のころから。

これはっきりと記憶にありますが、乳歯がたくさん虫歯だった私はこんなふうに思っていたよ。

「よし!今虫歯があるのは乳歯だけ!永久歯には絶対虫歯は作らない!」と。

(親に言われていたのかな)

 

決意は簡単に崩れ、歯も磨かず永久歯を虫歯にした子どもの私は、頬っぺたを腫らして布団の中で痛みをこらえるようになったわけですが。

 

このころから大人になるまでずっと銀歯と付き合っていくことに。

本数は、今回治療した11本に加えて前歯4本もやられていたわけで。

さすがにぱっと見える前歯は差し歯にしましたが、お金も(30万くらい)時間もかなりかけた記憶が。

そのため、前歯以外のずらりと並んだ銀歯全てを白く整えるにはどれくらいお金と時間がかかるかを思うと、実際は「全て白い歯にしよう」という考えは、思い浮かばなかったよなあ。

 

もし、長期的にでも展望をもち、銀歯が取れるたびにでも一本ずつセラミックにしていくという考えがあれば、また違ったのかもなあ。

治療中は一瞬でも早く面倒な治療を終えて普通の時間に戻りたく、長期的な計画など考えもつかなかったな。

2.精神的な余裕がなかった

仕事をしていると本当に余裕がなくなります。

少しも面倒なことに時間を割きたくない気分に。歯医者通いもそれ。

そのときの自分に言いたい。

「自分の体のことより仕事に時間をかけたいなんて、

アンタ、根本的に間違ってるよ」

 

なんでそこまで余裕がないのか。

今はうすうすわかるのですが、「有能でありたかった」正確には「有能とみられたかった」のですね。うわ、書いててハズカシ~~~。

仕事に自分の価値みたいなものが「全部」表れると思っていたといいますか。

まあ、いくらやっても無能な自分と向き合わねばならない事態も多々あるわけですが、仕事に対する努力をしていれば、無能も許されると感じていたふしもあり・・・。

 

3.お金に対する考え方の変化

45歳くらいから、仕事がいやでいやでたまらなくなってきました。

「奴隷」という言葉がすぐに浮かんできて困ったよ。

 

けれど、ご飯だべるだけでもお金は必要。

その時の「お金」とは、「泣きながらやっとこさ会社に出かけ、がまんしてがまんして、残業もしてやっと手にしたもの」という感覚。

そのため、よっぽどでなければ使う価値があると思えない。

 

無職になり、感覚が変わりました。

以前の「お金は心と体を削りとって得たもの」の感覚が徐々に和らぎ、お金がちゃんとただのお金になった感じ。

何かを得るためのただの道具。

道具なら「自分のために(死ぬ前に)使っておいた方がいいのかな」と。

お金はお金だよー

 

今なら時間も気持ちの余裕も十分ある!

やるなら早いに越したことは無い。

よし、歯を治そう!

 

ヨカッタネ

 

私の場合、治療のタイミングは今でした

時間の余裕があるのが本当に良かった。

まず、通院と治療がおっくうでない。

次に、納得感が深い。

一本一本のセラミック治療は高額で、支払いのたびに卒倒しそうになるのですが、考えるヒマがあるので十分に納得しながら治療を進められた気がします。

「次も高額だけど、やる?やらない?・・・もちろんやりまーす」みたいに。

 

困ったお金への感覚

お金のプレッシャーですが、これが今、困った感覚になっています。

現在私は「収入なし、支出のみどんどんあり」の状態にあります。長く続いています。

するとですね、「お金って減るのが当たり前」の感覚になってしまっているのですよ。

これ、ほんと、問題なんだよねー。(自分に喝!の赤字)

働いていると「お金は増えていく」わけです(貯蓄わりとするタイプ。ほら、仕事辞めたりしがちなので備え重要)。

つらい奴隷仕事(と感じていたな)の対価のお金の増減は自分にとって大変重要でした。

「今月どれくらい増えたのか?先月より増えが少ない!いかん!」などど敏感に反応。減らしたくなかったなー。

 

ところがですね、現在は減りゆく残高を粛々と見守るのみ。

するとですね、「今月も順調に減ってくな!」の感覚になり、なんと言いますか多額の出費も「減るのが早いか遅いか」だけの違いになる。

結果、76万の出費も「いつもより減らしましたわ!」と。

すっかり、麻痺しとるやんけ!。

 

さらに、

「どうせ本当はもっと早いうちから払うべき治療代だったのだから、今払ってもおんなじおんなじ!」

「5年後、10年後とかだともっとお金持ってないかもしれないし!」

「一日でも早く治しといたほうが、長くいい歯でいられるってことじゃん!」

と、出費を正当化する理屈はどんどん出てくるわけす。

 

このヒト、もう止められない・・・。

 

やっぱり、お金の正しい感覚(「すでに危機的だよ」「底をつくと本当に生きていけないんだよ」「自分でちょっとでも増やすことできるんだよ」)を取り戻すためにも、仕事・・・する時期・・・近づいて・・・る・・・?

 

 

イヤダ・・・