ながされて無職

無職になった50代女性一人暮らし。ずっと働かないわけじゃない。

やってみて感じた歯のセラミック治療のメリット・デメリット

11本のセラミック治療を終えて

本日は、11本の銀歯のセラミック(一部ジルコニア)治療を終えて、実際に感じたメリット・デメリットを患者側の視点でまとめたいと思います。

メリット

1.見た目がきれい

11本も銀歯があるなんて、今時の若い人にあまりいないですよね。

そう、私は「歯を磨かない子ども」だったのです。

オマエなんでや!

おまけに田舎生まれなので、歯医者に通うにしても本数のないバスで30分かけて学校が終わってから行くことに。

小学生ですでにブリッジをしていたし(虫歯で歯を永久に失くしたわけです)、銀歯は今と同じくらいの本数があったと思います。

歯の磨き方も知らなかったな。

反省はするけれど、子どものころの自分を責めてもなあと思います。

 

見た目を気にする年頃には、まあまあのコンプレックスになりました。

女子中学生、女子高生のときも銀歯ギラリですね。

大学生の時にアルバイトをしてお金をため、前歯4本を白い差し歯にしたときはうれしかったな(灰色っぽく変色していた)。30万くらいかかったと思います。

 

社会人になってからも、歯医者に行く機会はありました。

今になれば、そのときの虫歯治療で一本ずつセラミックにしておけばよかったと本当に思います。

しかし、治療のたびに私は銀歯を装着!(なんか強そう)

ここらへんのなぞの行動については、次回考えたいと思います。

 

今、全て白い歯にして、深くおだやかにうれしい気持ち。

若いころの人目が気になってしょうがない時代をとっくに過ぎていても、すがすがしい気分だなあ。

fly to the sky!!( いっそ飛んで行ってほしいくらいのお調子者だな・・・)

自己満足を高めるのもよいものだと感じています。

 

2.長持ちしそう

メリットその2。

銀歯とセラミック、どちらのかぶせ物にするか悩んでいた時に「長持ちするか」は重要な点でした。

以下は歯医者さんの説明やネットからの情報です。

(間違った情報が混ざっていたらすみません)

 

「セラミックの方が銀の詰め物・かぶせ物より長持ちする」

その理由は、新しい虫歯(二次虫歯)ができにくいから。

二次虫歯は歯と詰め物のすきまから、虫歯菌が入ることによってできると。

<セラミックの方がよい点>

 ・セラミックの方が削った歯の隙間の形に合わせて加工しやすい 

 ・歯に接着するときも、セラミックの方が強固な接着材を使うことができる

 ・銀は温度の変化に弱く、熱いもの冷たいものを食べる口腔内では、膨張したり収縮したりしやすい。よって歯と詰め物・かぶせ物の間にすき間ができやすい

 ・セラミックの方が材質がつるつるしていてプラーク(細菌のかたまり)がつきにくい

上の4つのことから、セラミックの方が、歯と詰め物・かぶせ物のすきまに、虫歯菌が入りにくい、よって新たに虫歯(二次虫歯)になりにくい、というしくみ。

 

銀歯がとれるのは、ほぼ新しい虫歯ができているときらしいです。

耐久性は、銀歯はほぼ4~5年、セラミックは10~20年。

ただし、自分のケアのやり方や歯医者さんの技術などにもよるとのこと。

 

今回外した私の銀の詰め物も、15年くらい(!)長持ちしたものもありました。

よって、耐久性はおおよその目安。

とはいえ、理論上はやはりセラミックの方が断然長持ちするということで、安心感はかなり高くなります。

 

ちなみに、一つ銀の詰め物などが取れると他にも虫歯が見つかるのは、虫歯治療を何本か同じ時期にすると銀歯の劣化も同じ時期になるから、とのこと。

なるほどね!これは、私も昔から気になっていました。

銀がとれて歯医者に行くと、同じ時期に銀が取れる(治療中に他の歯の銀がぽろっととれたこともあります、ホントに)不思議。歯医者さんから話を聞いて膝を打ったね。

 

今回、レントゲンでも発見されなかったけれど、古い銀歯を外したら虫歯になっていた歯もあって、その点でも治療してよかったです。

治療の時期が来ていたようです。

 

3.再就職・老後の安心感

1)仕事しながらの歯の治療は大変

ワタクシ、本来は歯医者さん大好き!

歯のエステ。お任せしてきれいにしてもらう、整えてもらうなんて、こりゃ最高!

結構痛いときもありますが、それも「これであなたもきれいになりますよ!」と。

 

ところがです。

仕事をしているときって歯医者さんに通うの、大変でないですか?

私はものすごくおっくうだったよ。

仕事を終わってから歯医者さんに駆け付けるのがまず大変。遅くても18時半までに入るなんてできるかい?

予約をとっても想定外のことで行けないことも(キャンセル電話かけるのも難しい事態。何やらかしたんだよ!)。

治療がだらだら続くのもいや。

よくて週1、予定があわなきゃ2週に1回。

「治療全て終わるのいつなのか」と。

歯の不都合が起きた時は、絶望しましたわ(詰め物・かぶせ物多かったので絶望頻度も高い)。

 

そう、仕事をしているときは、365日、余裕なし。

他のことに気を割くのが絶望的に苦痛・・・。

これが私のほんとダメなところ。

 

今回の治療で、歯医者さん通いが当分めぐってこないとなれば、再就職後の心配もかなり和らぐというところ(再就職可能かどうかは別で、へへ)。

65歳まで今回のセラミックがもてばいうことなし。

(やっぱり65歳まで働くのだろうか、そして65歳で仕事をやめられるのだろうか・・・経済的に・・・)

 

2)老後の歯の治療はむずかしい

・足腰が弱ってきた場合

今の歯医者さんは、住まいから徒歩で行ける場所にあります。

無職で時間・気力とも十分な私は、お散歩気分も加わってうきうきで通院。

それが、足腰が弱ってきたらどうなるか。

行くのも息絶え絶え。

手伝う人も無し。

介護タクシーを呼ぶお金もなし。

 

・病院入院・施設入所の場合

今、私は、日々たいへん丁寧に歯の手入れをしております。

いろいろな道具を使い、時間をかけて、鏡をのぞき込んでもんのすごい形相で。

ところがそんな私も入院・入所するときがいずれやってきます。

今と同じ手入れができなくなるわけです。

恐れ多くも、ひとさまの手をわずらわせること必至。

 

このように高齢になった場合、大切なのは

「歯医者に通うことが極力少なくて済む(ヘルパーさんとかに付き添い頼んでも行きたい)」

「簡単な手入れでなんとかなる(ああ~、やってもらって申し訳ないです)」

ということになります。

大好きないらすとやさん挿入! 夢の「歯医者に連れて行ってもらう」の図(ちがうよ~)

 

老後の歯については、銀歯のときは大いに心配でした。

「銀歯とれる→放置せざるをえず→虫歯悪化

 →痛い!腫れる!熱でる!顔変形!(子どものときよく体験した)

 →救急&抜歯」

これがかなりの頻度で起こり、歯が無くなるか死ぬかするまで繰り返されるのか。

 

ところが、セラミック治療により「まあそこまでいかないか、人並みの頻度にはなるでしょう」と、心配グレードがかなり下がりました!

よそ様にやってもらうにしても(寝たきり)少しお手入れ楽かしら。

 

デメリット

 

1.大出費!

セラミック治療は自費診療なので医療保険はききません。

しかし、会社員の皆さん、医療費控除は受けられますよ!(審美目的でなければ)

領収書は取っておいてネ。

交通費(公共交通機関)も対象ですYo!

確定申告マジ大事!(ラップ調で)

 

2.虫歯にならないわけではない

セラミックの歯でも、接着剤でくっつけているのでそこから細菌が入り二次虫歯ができることがある。その他、歯茎が下がり境目ができてセラミックの交換が必要になることも。

一生ものではないことを、肝に銘じます。

日頃のケアや検診・歯石をとってもらうなど、重要。やります。

 

3.割れることがあるらしい

セラミックは陶器のようなもの。強い力で割れたりすると。

「割れ」に対しては、銀の方が強いらしい。

ジルコニアはほぼ割れないくらい強度が強い。

私はブリッジの歯3本分はジルコニア

 

歯ぎしりがあると、かなりの力がかかりセラミックが割れる頻度が高くなる。

歯ぎしりもある私は下の歯のナイトガード(睡眠用のマウスピース、顎関節症もひどかったので)を作ってもらいました。保険診療で5千円くらいでした。

 

4.しばらくしみる歯もあった

治療直後は熱いものや冷たいものがしみる歯がありました。

半年くらいで気にならなくなりました。

 

 

以上が、セラミック治療後の、実際に私が感じた(聞いて調べて期待している)メリット・デメリットです。

その他、セラミックは金属アレルギーが起こらない、起こった人でも使える、といったメリットもあるらしい。

お考えの方は、いろいろ歯医者さんにご相談を。

 

では、本日はこのへんで。