無職、食費の予算と節約
スーパーに菜の花が並んでいました。もう春も近いですね。
あ、金目鯛って今が旬なの?へー、さばけないから買わないね。だれか煮てくれないかな。
お、ブリか。今脂乗ってておいしいんだよなー、切り身だし。うっ、値段も乗ってるね!肉、久しぶりにバラじゃない厚いの食べたい。にく、にく。
あ、揚げ物コーナーにカラリと揚げたての天ぷらが。お、弁当いろいろ、洋風もいいけど今寿司食べたい。あ、おいしそうな手作りパン!向こうにケーキ!チーズ!ハム!ヨーグルト!お菓子!ああああああ・・・!
みなさん。
かようにスーパーというものは、人の理性のタガを外し興奮のるつぼにいざなう恐ろしき場所なのだ。ひとたび足を踏み入れれば、誘惑の魔手があちらこちらから伸びる。人は買い物かごがいっぱいになってなお、その混沌とした迷宮を、惑いさまようしかなす術を持たないのであった。
くわばらくわばら。
わが同志なる無職の諸兄諸姉。
ことに我々にとってはその場所での戦いは重要である。些細な浪費が明日の命にもかかわるのであるから。本日はその誘惑と戦う策をともに練っていきたい。
ということで本日は、食費について書きます。
ひとり暮らし、50代女性だよ。
一か月の食費予算と使い方
1.一か月の食費予算
12000円
外食・持ち帰り込みです。
2.予算の内訳
1)米、調味料・乾物、コーヒー … 2000円
2)食材 …10000円
1)米、調味料・乾物、コーヒー 2000円
- 米 …1000円
- 調味料・乾物、コーヒー …1000円
「米」は2㎏1000円くらいの「ななつぼし」。
月に1回購入で少し足りないくらい。
10㎏などまとめて買わないのは、重くて運べないことと「精米から時間が経っていないほうがおいしい」という説を信じているため。
冬でも無洗米でなく「有洗米」を購入。ガシガシ研いだ方がぬかの臭みが無くなってごはんがフレッシュに感じるのですが、気のせいでしょうか?
より安価な米も買ったことがありますが、粒が欠けているものが多かったりなど悲しい気持ちになりやめました。今の米はおいしいよ。
「調味料・乾物、コーヒー」合わせて1000円。
調味料・乾物 …すぐには減らないものはここ。ふりかけなども。
コーヒー …2か月に1回くらいインスタントの詰め替え大袋を買います。
2)食材 10000円 (2000円×5週)、外食・持ち帰りもここから
ここをいかにやりくりするかに勝負がかかっている。そしていつも勝負に負けている。
<敗因>
- 料理が下手 …そして好きでもない。あまりおいしくない。よってメニューも増えずすぐ飽きる。そしてうっかり弁当なんて買っちゃう。
- 外食を組み込んでいるのが良くない …今は時世柄外食を控えているのでまだよいが、本当は外食大好き。一回の外食で大幅な予算オーバー。当たり前。
- 甘い物やめろ
<2000円(1週間)内訳>
- 肉(魚) …3割。本当は魚をもっと食べたいが、高いよねー。
- 大豆関連 …1割。納豆、豆腐、厚揚げなど。厚揚げ大好き、何してもうまい。
- 野菜 …3割。冷凍野菜も活躍。
- 主食 …1割。米以外。麺など。
- 非常・保存食 …という名のお菓子。保存しないですぐ食べる。買い物前は、災害や自宅療養などを想定し「火を使わずに食べられる、保存がきくもの」を買うつもりで行く。が、なぜかシュークリーム・団子などを買っている。チョコレートなど保存がきくものもすぐ食べる。1割を想定しているが3割を超えることも。なぜなのか。
3.節約方法
1)買い物は週1回(にしたい)
7日に1回のまとめ買い、本当に効果がある。
理由は「重くて必要なものしか買えない」「いろいろ目に入りつい買っちゃうのを防ぐ」。
2000円に収まるように計算しながらかごに入れる。オーバーするときは選んで戻す(つもりだがほぼ戻さない。コロナで戻すなって言われてるもん)。
「7日時点で2000円まで使える、14日時点で4000円まで、21日で6000円、28日で8000円、月末で10000円(余っているから外食!)」と使っていくのが理想。
2)買い物へ行く日をできるだけ延ばす
7日で1回買い物に行くが、その7日間のできるだけ後の方に行くようにする。さらにもう一日買い物に行くのを延ばせないか、考える。
3)たまに冷蔵庫と保存場所を空にしてみる
部屋の中のものをやたら捨てたくなるときがあるのだが、それの冷蔵庫版。とにかく空にしたいときがあるのだ。逆になんだかいっぱい入っていないと不安なときもあって困る。
4)買い物メモ必携
メモだけを凝視しわき目も降らずレジへ。
しかし・・・。総菜コーナー・スイーツコーナーの誘惑にみなさんどう戦っているのか。
5)あえてのミニスーパー
店舗がミニなので本当に必要なものしかない。商品自体が少ないので目移り率が下がる。
よく行くミニスーパーは、弁当・総菜が少しがっかりなので助かっている。おいしかったらえらいことになってたよ。
たまに大きいスーパーへ行くときは、遊園地気分に飲まれず冷静さを保つよう自身に言い聞かせている(そして冷静さは保たれたためしがない)。
食費の出費の実際
果たして、予算通りに実行できているのか。これまでの食費の出費を振り返ります。
1.昨年(無職)の食費の月平均
16053円 *予算は月13000円に設定
<内訳> 食材 …13023円 外食 …3030円
食材のみなら、ほぼ予算通り。
無職にして、この外食の高額さよ。あくまでも平均なので、もっと使っているときがあるのだ。
2.有職時の食費の月平均
21255円 *予算は月17000円に設定
<内訳> 食材 …15543円 外食 …5712円
当時から予算を大幅に超えている。体質は変わらない。
有職時、昼は弁当のヒトでした。「外に出るなら制服着替えて行ってね」の会社だったし、昼呼ばれたり(サービス業)することがあったので。
市販の冷凍おかずの詰め合わせを自作(自作なのか)。自分でイチから作るよりかなりおいしい。
外食は、当時繁華街に住んでいて、誘惑に身を任せていたらこうなりました。ふふ。
3.今年もすでに無理な気配
今年 1月の食費は、10890円。外食なし。予算内(12000円)でできている!すごいじゃん!
しかし、しわよせが2月の頭にやってきた。
食材を買いに行ったはずが、大きめスーパーにて「弁当」「ケーキ(ヤマザキ2個入り、値段のわりにものすごくおいしい。今回はモンブラン)」などを、目を血走らせて購入。
「ああ、お店のヒトが私のために揚げてくれたヒレカツ、おいしいよー。みそだれがごはんに合う!自分じゃ作らないもんねー。このきんぴらよく味がしみとるわ!」
月はじめでこれです。
この予算の問題点
1.たまらなく外食したくなる
自分で作ったごはんはなんというか素朴な味。限られた食材と限られた調味料、そして何より限られたスキルで作るそれは、良くも悪くも安定の地味さ。
飽きる。飽ききってしまうのだ。
人は安定を求めつつも安住することはない。変化と刺激を求めるものなのである。
(ま、外食が続くと自分の地味ごはんにほっとするのですけどね。)
また、体に足りないものを自然に外食求めることもありそう。魚を食べていなくて「回転寿司店突入!」とかやってしまう。
2.果物がバナナしか食べられない
バナナ優秀。
果物はもっともっと小分けにして売ってほしい。「みかん1個」とか「ぶどう1/3房」とか。「びわ1個」「いちじく1個」「きんかん3個」などで予算に思い切り組み入れたい。
夏のスイカ、秋の桃と梨とぶどうは高くても買ってしまうよー。
さて、これは、あくまでも50代女性、無職のワタシの場合です。若いころに比べると食べる量が減ってきました。そしてなにより動かない。
ひとり暮らしでも、もっと若かったり男性だったり仕事でエネルギーを使ったりする人は、食事にかける予算の割合はもっと大きくなるでしょう。
心と体の健康は、何よりの財産です(無職にとっては頼るものはこれしかない)。
体を作るのは食事!楽しみつつ健康を維持したいものです。
(そろそろ山菜食べたいなー)